貸本マンガを証言する
午後、中川五郎さんからメール。中川フォークジャンボリーが大きく動いた。11/17のPANTAさんのことではない。その次。ずっとお呼びしたかった方に来ていただけることになった。
近々、発表することになるけど……みなさん、1月29日を空けておいてくださいね。
そして夜は幻燈展のイベントのラスト。高野慎三、貸本マンガを語る。
今日はちゃぶ台を囲んで完全に車座で。
出席者はつわものぞろい。高野さんの共同研究者、40年来のつげマニア、実演もする紙芝居研究者、幻燈の常連執筆者、内記マンガ図書館司書。つまり僕が一番詳しくない。
質問コーナーで長年の疑問を質問。
Q.ある本に東京日の丸文庫と書いてあった。日の丸文庫と言えば大阪ではないのか。そして「発行者」には政岡稔哉とあった。これは「ダボシャツの天」や「すて駒いち」で知られる漫画家・政岡としやと同一人物か。
A.日の丸文庫は大阪の貸本マンガ版元の代表格であるがある時期東京に支社を出した。それの支店長が政岡だったのであろう。彼はマンガ家でありつつ日の丸文庫の社員だった。
なるほどそういうことか。貸本漫画家でなおかつ貸本漫画編集者というには確かに珍しくない。山上たつひこも日の丸文庫の編集者だった。
あと数少ない僕の貸本マンガコレクションをお見せしたらその中のひとつがなかなかの珍品との鑑定は嬉しい。
10時からは車座で打ち上げ。ひとり700円会費。
話題はもちろん貸本マンガ。11時半にお開き。7時から11時半までの4時間半、ずっと車座で貸本マンガの話をしていたことになる。でも一晩中でもできそう。
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