一昨日、僕はベトナムでの道路横断の極意について「優しさと微笑み」と書いた。
これは仏教で言う「和顔愛語 先意承問(わげんあいご せんいじょうもん)」であるそうである。浄土真宗の根本経典である『大無量寿経』の中に出て来る言葉で、意味としては「善意ある和やかな笑顔と愛情あるやさしい言葉で相手に接し、相手の気持ちを察してその望みを満たしてあげる」ということ。
なるほど国民の90パーセントが仏教徒のお国柄だからこそ、僕の「優しさと微笑み」作戦がヒットしたのだな。
いやはや勉強になりました。これも旅の収穫。誤解されちゃ困るが、僕は何も生春巻やフォーやベトナムプリンだけが目当てで行って来たのではないのであるよ。