「艶春特別開帳・都築響一コレクション 秘蝋の宴 満珍全席」(銀座・ヴァニラ画廊)

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退勤後、銀座へ。行き先は画廊。ところは銀座のランドマーク、松坂屋の裏。まあなんてお洒落な。


実はお洒落とは真逆のイベント。行き先は「背徳のギャラリー」こと「ヴァニラ画廊」。そこで開催中なのが、「艶春特別開帳・都築響一コレクション 秘蝋の宴 満珍全席」。


数年前のことである。九州のある町で一人の老人が死んだ。そして家族も入ったことのない物置からとんでもないものが出てきたのである。


蝋人形。しかもすべて裸体。


全身像のモデルはミス・ユニバース児島明子らしい。


でも全身像はこれだけ。他はすべて部分像。臍から太ももまでの男女が数十体。つまりは男女の性器のオン・パレード。


これがいろいろの紆余曲折を経て銀座で展示されることとなったわけだが、その紆余曲折に大いに関わっているのがわが都築響一さんなのである。


作ったのは現役の蝋人形師ではない。蝋人形師を引退して露店の飴細工屋をしていた男に依頼したという。いい話だなあ。


そして依頼主の老人がいろんな形状の性器のイメージをどうやって伝えたかも面白い。絵心がある人ではなかったので、言葉で説明して画家にイメージを伝えて元絵を描かせ、その絵を元にもと蝋人形師の飴細工屋がつくったという。いい話だなあ。


それにしても「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す」というが、このおじいちゃんえらいものを残したものだ。もっともこの人、製作者には「知人に頼まれた」と言って発注したそうだが(もちろん現物はこの人の家にあったし該当する知人も見つからなかった)。


人間いつ死ぬかわからない。つねに身の回りには気をつけておきたいものである。謹厳実直で鳴らす僕だってPCの中には開けられたくないファイルの一つや二つはある。


って、友達が言ってた。



1月21日まで。入場料1000円。


まるで銀座に秘宝館が出現したようで面白かったが毒気に当てられ、帰りの中央線はグッタリ。



這うように国立駅を降りたら警官の群れ。僕の自宅から直線距離で50メートルくらいのところで強盗事件があったらしい。刃物を持った男が雑貨店に押し入りまだつかまってないらしい。


中条きよしの「うそ」は愛唱歌だけど、「鍵をかけずに眠る癖」は今夜はやめておこう。<今日の1句>

寒風も なまめいてをり 秘宝館


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