高倉健さんと安西水丸さん
そんなわけで「国立名物・俳画カレンダー」。
ギャラリービブリオの割り当て分はほぼ完売した。
でも画廊エソラ(=喫茶・キャットフィッシュ)には在庫が十分にあるのも昨日書いた通り。
そしてただいま山口瞳先生が高倉健さんからプレゼントされた黒キャップをスケッチした「高倉さんの帽子」(直筆・水彩画)と安西水丸さんの直筆俳画数点を特別展示中。月・火定休。営業時間13時〜18時。
高倉健さんと安西水丸さん。ともに2014年、惜しまれつつなくなった巨人だ。
このお二人に不思議なご縁があるのをご存じだろうか。
高倉さんのデビュー作。ここ数日テレビ等で繰り返し報じられたので知っている方が多いだろう1956年公開の「電光空手打ち」。
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そして安西水丸さん。水丸さんというと「港区」のイメージがあるのだけど実は房総育ち。港区に生まれたものの小児喘息で母方の実家である南房総の千倉に転地療養していたのだ。
母方の実家は大網元で豪壮な家屋敷だったという。
ある日、水丸少年は庭に異変を見た。
「庭を見たら背の高い変わった顔の人が、庭の木戸を何度も出たり入ったりしていたんです」
そう、その長身の異相の人こそが高倉健さん。水丸さんの(おじいさんの)家の庭で件の「電光空手打ち」のロケが行われたというのが今日のウンチクポイントだ。
原典は「月刊・新刊ニュース」1994年12月号。その巻頭特集「対談 安西水丸×嵐山光三郎 血湧き肉躍る話 忘れられないあの本この本」の中。
なんでそんなマイナーな雑誌の20年も前の記事を引っ張ってこれるかというと、20年前そのマイナーな雑誌の編集を一人で請け負っていたのが僕だからである。
ところで上のポスター画像からもわかるようにこの映画の舞台は沖縄。でもこの映画の撮られた当時の沖縄は外国だから、温暖な南房総で撮られたんだね。
こういう例はほかにもあって今井正の「ひめゆりの塔」(1953。出演=津島恵子、岡田英次、香川京子、他)もたしか房総で撮られたはず。
こうなったら見てみたいな「電光空手打ち」。若き日の高倉さんと、水丸少年が育った庭を見てみたいじゃないですか。当時高倉さん24歳。水丸さん13歳。
今はレンタル店など行かずとも378円でダウンロードできるんだね。
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