昨日発表した当廊の初夏の名物企画「国立うちわ市」
イラストレーター・赤枝由子さんの作品が届いた。
毎年大人気の「猫うちわ」。歌川国芳以来の伝統。
顔彩を用いた日本画の技法で描き上げられた。
作品ナンバー1「猫と花火」
合わせ鏡で永遠に続く猫の面影
作品ナンバー2 「猫の手はかりない」
うむこれは確かに借りないほうがよい。そしてテーブルに散らばったボタン。この中に本当のボタンがある。これは会場で見つけてください。
作品ナンバー3 「金魚と猫」
永遠の命題「猫と金魚」。水槽のタイルがまたおしゃれ。
裏面はこんな感じ。
そしてすっかり定着した感のある「猫の鈴」。
すべての猫がリアルの鈴をつけている。
だからあおぐとチリンチリンと涼しい音がする。
さらなる趣向。上の「猫の手はかりない」だけでなく、他の作品でも貴重な貝ボタンをあしらっている。
赤枝さんとギャラリービブリオの縁は古い。
ビブリオの開業は2012年の9月1日。
当初は2012年4月に会社を辞めるので半年間準備をして開業、の予定だった。
でもせっかちな僕は退職前から週末作業で準備を進め、退職直後には準備が整ってしまった。
そこで旧知の作家二人にプレオープン企画にイベント会場として使っていただいた。
一人はご存知・岡崎武志さん。「一人古本市」を開催してくれてトークショーを開いてくれてその時紹介された古本仲間の皆さんとはいまだに厚誼が続いている。そして岡崎さんとはその後も「中川フォークジャンボリー」「45回転の人々」とビブリオの看板イベントで組ませていただいている。
もう一人の作家が長野まゆみさんだ。「新刊ニュース」の編集者をしていた時、対談に出ていただいたり随筆を書いていただいたりしていた。もう四半世紀前。
国分寺駅ビルの喫茶店で10年ぶりくらいにお会いして「ビブリオ構想」をお話しすると、急遽「ファン交流イベント」を開いてくれることになった。
これは長野さんご自身がイベントを仕切るわけではない。長野さんが信頼するスタッフを事前に打ち合わせのために派遣してくれた。この女性が当日も仕切ってくれるという。
この人が優秀でねぇ。きっちりと几帳面な仕事をこなしつつもおっとりとした雰囲気で周り空気を和ませる。テキパキと仕事を進めつつも他者にプレッシャーを与えたりしない。
さらに感動したのがディスプレイのセンス。ちょっとした小物づかいや小さな演出でガラッと雰囲気を変える。ショーウィンドーも枠一杯に使い長野さんの世界観をつくっていた。
それが赤枝由子さんとの出会いだ。もちろん、ずーっとずーっと年下だけど僕は「師匠」の一人と思っている。そのときはイラストレーターだなんて思わずにとても仕事のできるキュレーターかエディターだと思ってた。
今年も素敵な作品をありがとうございます。飾るのが楽しみです。そして7月にはまた素敵なイベントを仕切ってくれる予定。
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・・・・もうすぐ開催・・・・・・
第一人者が直接指導。丸山清人銭湯絵教室。5/20、21。
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インド音楽と太棹三味線のコラホレーション。5/27。
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中川フォークジャンボリー with やぎたこ 6/1
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6/3(日)
童謡、懐メロからオリジナルのCMソングまで。おやつ付きののんびりコンサート。
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2018.6.9 sat 逢坂Rie&萩原信義「浅川マキ歌・昭和歌謡『男歌』
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国立ゆかりのアーティストが手描きのうちわで大集合
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