仲秋の名月である。ビルの谷間から顔を覗かせたときは同僚たちから嘆声が上がるほど明るく大きく美しかった。 仕事なんかしている場合じゃないよね、なんていいながら今日も残業。 国立に着いたときにはほぼ真上に来ていた。真上に来つつも駅前はビルの谷間…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。