「e-hon presents 岡崎武志 一人古本市」

e-hon presents 岡崎武志 一人古本市」


「古本王」の異名を持ち、「古本王」の異名を持ち昨今の古本ブームの中多くの読者を持つエッセイスト、岡崎武志さんのイベント「e-hon presents 岡崎武志 一人古本市」がこのほど開催されることとなった。岡崎さんと地元・国立市の画廊、さらには出版取次大手の?トーハン(本社・新宿区。社長・藤井武彦氏)のオンライン書店e-hon 」の3者がコラボレーションを組むイベントである。

岡崎さんは自宅の地下に22畳の書庫を持つほどの蔵書家であるが、仕事柄、書籍・雑誌の購入が膨大で、最近では書庫からあふれだし生活空間にまで侵食するほどとなった。そこで地元・国立市の画廊を会場に近年流行の「一箱古本市」ならぬ「一人古本市」を開催、蔵書の一部を放出する。会期は2012年7月14日(土)から2012年7月16日(月・祝)の3日間限定。営業時間は13:00〜18:00 。会場は国立駅前の築半世紀の木造家屋を改装した畳敷きの画廊「GALLERY BIBLIO (ギャラリービブリオ)」 。入場は無料 。

初日の夕刻(18時30分〜。)には「開店記念トークショー」(要予約)も行われる。タイトルは「あった、あったBEST20!」。この6月まで足かけ5年続いた毎日新聞夕刊連載コラム「あった、あった。」は、昭和に出た本を取り上げ、その時代背景をともに読む企画。今回企画されているのは採り上げた本200点以上の中から「BEST20」を選び、トークで「あった、あった」を再現するもの。「e-hon 」はこのイベントと連動、ウェブ上で「あった、あった。ブックフェア」を展開する予定。連載で採り上げたのはどれも昭和の時代を彩ったベストセラーたちであるが、有吉佐和子『複合汚染』、小松左京日本沈没』、堺屋太一団塊の世代』、林真理子『ルンルンを買っておうちに帰ろう』など、文庫等で今も入手可能なものが多いことに驚かされる。

またイラストが巧みなことで知られる岡崎さんにはイラスト入りの連載も多いが、古本市に連動して同ギャラリーで原画展も開催される。

岡崎さんは「蔵書の整理とともに、読者との語らいを期待したい」「昭和の木造民家は昭和の本を語るに最高の舞台」と語り、ギャラリー担当者は「地元のお客様に当店を知っていただく絶好のチャンス」と期待をにじませる。一方の「e-hon 」担当者は「ウェブ書店だからこそお客様とのリアルな触れ合いを増やしていきたい」と意欲を示している。

これまでも大手町・丸善本店の「松丸本舗」のように著名人がプロデュースした書店コーナーは多くあったが、搬入、値つけ、販売まで作家自身がすべて行うイベントは極めて珍しい。
   ・日時:2012年7月14日(土)―2012年7月16日(月)13:00〜18:00
   ・会場:国立駅前「GALLERY BIBLIO (ギャラリービブリオ)」


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岡崎 武志(おかざき・たけし)=1957年、大阪市生まれ。立命館大学卒業。作家・フリーライター。著書に「古本で社お散歩」「古本極楽ガイド」(ちくま文庫)「文庫本雑学ノート」(ダイヤモンド社)「古本めぐりはやめられない」(東京書籍)「古本屋さんの謎」(同朋社)など。

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この件に関するお問い合わせ先
ギャラリー・ビブリオ イベント担当・十松(とまつ)ひろき 042-576-1313 (電話&ファックス)