12月29日の日記に書いたルナールの『博物誌』を探していた件である。
探すのをやめたときに見つかるものなのである。栗田ひろみのいうとおりである(←しつこい)。
見つかった。「蛇 長すぎる」のページも確認。
でも上にある岩波文庫ではなかった。そのときも「違うかな」と思ったのだけど(僕はどちらかと言うと岩波文庫は選らばない。それに第一、翻訳が違うし。新潮は岸田国士、岩波は辻昶)、e−hon上の新潮文庫版の表紙があまりにもイメージと違ったのだ。
「いやこんな蝶なんかついてない、もっとシックな装丁だった」と新潮文庫をさけ岩波文庫をご紹介したのだ。
果たして今日見つかったのは新潮文庫版だった。表紙は全然違う。昭和40年代の版。
ほら、この方がずっといいでしょ。六花亭のチョコレートのパッケージみたいで(紀ノ国屋が最寄のスーパーである国立っ子にとって六花亭は身近な存在だ。北海道のメーカーだと知ったのはずっと後年)。
そんなわけで今年の年賀状をめぐる問題は解決した。
あらためまして今年の年賀状をウェブ版で。
新年あけましておめでとうございます。
2012年はいろいろ動きのあった年でした。
4月に29年間勤務した会社を退職し、「ギャラリービブリオ」を開業しました。
かつて暮らした木造家屋(築47年)を改装した畳敷きの画廊です。
7月にプレオープン。古本市等を開催。
9月「林静一展」で本オープン。以来、
「關敏小品展」「石塚公昭人形写真展『乱歩』」など開催。「掘り炬燵のある画廊」として多くのメディアで取り上げられました。
新年は1月12日(土)〜22日(火)が「ガロ系の表現者たち2」。
1月26,27(土・日)が「岡崎武志企画 ビブリオ古書市」。
2月には「杉作J太郎展(仮)」。
その後もいろいろ計画していきます。
多くの方々に支えられての一年でした。引き続きましてのご指導よろしくお願いいたします。
2013年元旦
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