デューク!!

俳画3人展」二日目。昨日はオープニングパーティーが12時まであった。よくそれから日記を書いたものだと感心する。

 でもやっぱり記憶に欠落があって、大事なお客様を忘れていた。山口瞳先生の未亡人・治子さん、ご子息で映画評論家の山口正介氏、建築家の藤森照信氏。俳画カレンダーを印刷した「ユウメイプリント」のオヨベ先輩。そしてデューク渡辺氏。

 昨日のパーティーはこのデュークさんのおかげで大いに盛り上がったのだ。

 デュークさんはマルチな人だ。元・大手洋酒メーカーの広報畑を歩いていた方で、現在は「ギリー」という会社を経営している。イベント企画、ウェブ構築、広告企画などなどを手広く展開していて、嵐山さんの公式ホームページも手がけている。この「嵐山光三郎公式ホームページ」から今回の俳画展の公式サイトにリンクを張っていただいたおかげで、アクセスが飛躍的に伸びた。

 昨日はワイン中心のパーティーだったのだが、そういう時はデュークさんの独壇場である。いろいろな人が持ち込んだいろいろなワインを、的確にその歴史沿革を説明し、その「見所」「味わいどころ」をすべてプラス思考で説明してくれる。褒め上手なのだ。お酒というものは半分は気分とドラマで飲むものだ。デュークさんの解説を聞いてから飲むと、その「ドラマと気分」の部分が大きく広がって美味しさが増す。デュークさんのワイン話を聞くと、昨日今日の自称ワイン通の薀蓄などまるで聞いてらんない。

 ちなみに「デューク」というのはもちろんニックネーム。ずいぶん年季の入った愛称らしい。デュークとは公爵のこと。ダンディでスタイリッシュなたたずまいが貴族を連想させる故の命名か、「講釈」→「公爵」の洒落かは定かではない。

で、そんなわけで大いに盛り上がった。遠方からのお客様が帰られたのが10時ごろ。そのあとは地元民で12時近くまで盛り上がり、そのあとマスオさんと「鰻の押田」の旦那と3人でと飲み始めちゃって、うちに帰ったら1時。上質のワインで気持ちよく酔ったので二日酔いにはならなかった。

 でも今日は一日中眠かった。