3月25日に始まった朝日新聞多摩版の「わが街・国立」は今日現在、まだ続いている。
28回に登場は、中野区民なれど国立をこよなく愛する写真家の田沼武能先生だ。
文中には、
“ 田沼さんは昨年、文化功労者に選ばれた。この春、お祝いの会が谷保天満宮で開かれ、国立の人々がかけつけた。 ”
とある。
その「かけつけた国立の人々」の1人が何を隠そう僕である。その日の様子は当日の日記に詳しく書いた。
そして本日5月8日付けの朝日多摩版には「わが街・国立 29」が載った。話題は「28」の続きだ。
話はその宴会があった3月20日に戻る。
宴も果て、「さあ、記念写真」ということになって、主賓の田沼先生の仕切りにしたがい、皆で雛壇に整列した。
田沼先生自らが撮り、セミプロ写真家でもある天満宮の権禰宜の菊地さんが撮っていたら、当日、この企画「わが街・国立」で田沼先生を取材に来ていた朝日新聞のカメラマン氏が、
「私も撮りましょう」
と言ってくれた。そして、みんなでおすまししたところをパチリと撮ってもらった。
「ハイ! オーケーです!!」
と声をかけられ、整列がほどけ、緊張感が無くなった瞬間に再びシャッター音が響いた。みんなが脱力した瞬間にもう一枚撮られたのが下の写真だ。あの「ハイ! オーケーです!!」はフェイントだったんだな。なるほど、そういうテクニックを使うのか。
でも、おかげでなかなか和やかないい写真になった。みんな笑っている。
ちなみに僕も写っている。お時間のある方は虫眼鏡で探してみてください。