嗚呼、大坂城


夜9時からNHKの「必見!運命の決断」を見るとは無しに見ていた。今宵のテーマは豊臣秀吉

  例の「黄金の茶室」。凄いねぇ。みんな悪く言うけど僕は結構好きだなぁ。

  
  いや、そんなことじゃなくって大坂城の話だ。大坂城を見るたびに思い出すことがある。

  もう10年も前のことなんだけど、同僚がなにか原稿の校正をしていて、僕に聞いてきた。

  「ねぇ。大坂城天守閣の屋根って銅ぶき?」

  そんなこと聞かれても知らないよ。上沼恵美子にでも聞いてくれ。

  当時は職場にインターネットなど無くて、電話で聞くしかなかった。彼女は104で「大阪市大坂城」で番号を調べて、電話をかけた。すると係の人らしいおばさんが出た。

  「あ、もしもし、そちら大坂城さんですか?」

  「はい、そうですよ」

  「あの、そちらさんの屋根って銅ぶきでしょうか?」

  「はぁ?!」

  「いえ、ね。おたくさまの屋根の瓦は銅瓦でしょうか?」

  「いえ、うちはビルですが・・・」

  「・・・・・・あの、そちらそちら大坂城さんですよね?」

  「はい。こちら、お好み焼き?大坂城?です(怒!)」

  「・・・・・失礼しました(ガチャン)」


  インターネットなど無かった頃の話である。今ならグーグルで一発だ。

  
  
  で、大坂城の屋根ってどうでしたっけ?ご存知の方、います?

  梁石日兄貴か金時鐘親分にでも聞いてみようか。