虎太郎と・・・

日からちょっと東京を離れる。ほんの4日間。

長男・虎太郎(仮名・中三)との二人旅だ。

我が家では進学の節目に僕と二人旅をするのが恒例になっている。普段の不義理の挽回である。

虎太郎が小学校に入る時は上海。長女・花子(仮名・小五)が小学校に入る時は大連。次男・三吉(仮名・小二)の時は那覇(一年遅れだったけど)。

虎太郎が中学に上がるときはソウル。そして高校に入る今回は香港。

僕にとっては4回目、だけど17年ぶりの香港だ。返還後は初めて。今回は広東まで足を伸ばそうと思っているが、ちゃんとした予定は立てていない。


小さい子供づれの海外旅行と言うのは大変である。まず荷造りや準備が出来ない。荷物もそうは持てないから僕が全部持つ。まともに字が書けないからイミグレ等の書類も二人分書く。出国するだけで疲れてしまう。

だけど今回は結構楽チンだ。荷物は全部、虎太郎に持たせる。身長でも父に追いついた15歳の若者と40代半ばの腰痛病みの旅である。当然だろう。僕は扇子をパタパタさせながら先導しようと思う。

荷造りをしててびっくりした。スーツケースがうまらないのだ。

50×70×28センチの中型のスーツケースなんだけど半分以上空いている。虎太郎はどこに行くにも手ぶらのやつなのだ。命の次に大事なPSPだけは大事にカバンに入れていたが。

そんな話をしながら荷造りをしてたら、三吉が真剣な顔で、

「じゃ、俺が入っていく」


そんなわけでちょっと日記の更新をお休みします。