藤井輝明氏講演会 in 桐朋祭

banka-an2005-06-05


今年の桐朋祭、つまり国立にある私立学校・桐朋学園の学園祭の目玉企画、「藤井輝明氏講演会」にツレと二人で行ってきた。

藤井輝明氏は国立市出身で熊本大学医学部教授。血管腫という病気を患い顔の右半分が腫れ上がるというハンディキャップを乗り越え、活躍中の医療人だ。その人生は著書『運命の顔』に詳しい。この先を読む前にいい書評があるからクリックしてご一読いただきたい。その人生は著書『運命の顔』に詳しい。この先を読む前にいい書評があるからクリックしてご一読いただきたい


藤井さんが桐朋学園の出身ということでこの講演会が企画されたらしい。ちなみに僕は幼稚園での後輩である。

僕もツレも面識がある。それも偶然でラッキーな出会いによって。そして、去年の今頃には「社会を明るくする運動の講演会が福祉会館で開かれ、やはりツレと行ってきた。


さて、今日の講演会、桐朋祭ということで藤井さんの同期生も多数来場されていた。最前列に陣取っている。僕の感覚では知人の講演の時はめだたない場所でコッソリ聞くというのがある。講演者に気を遣わせないためだ。だから最前列に集合した同期生さんたちを見たときは「???」思ったのだけど、僕の考えが浅かった。

藤井さんは講演の冒頭に彼らを一人一人紹介したのだ。「現在の僕を作ってくれた仲間です」と。友達との友情によってその後の活躍があるということなのだろう。この紹介で場内は一気に和んだ。

講演はそれはもう面白かった。演台と黒板の間を大きな身体で縦横無尽に駆け回る・・。よく考えれば深刻な話題も多いのだけど、ユーモア溢れる藤井さんの話術で場内は爆笑の渦。しかも決めるところはしっかり決めるので、涙ぐんでいる人もいるくらい。

僕も「どんなに大きな動きもうねりも、最初はたった一人の人の第一歩から(大意)」には思わず大きく頷いてしまった。


ところで会場となったのは視聴覚教室。いわゆる階段教室だ。ただでいい話を聞かせていただいて文句を言うわけじゃないが、椅子と机の間隔が狭い。やっとのことで席に着いた。ちなみに僕と藤井さんはほぼ体格が同じである。藤井さんもかつて青春時代に勉強したこの席に着くのは困難だろうなと思ったら、なんだか可笑しかった。


で、ここで予告です。秋には「プロジェクトF」があります。そのうち正式発表します。僕も深く関わります。乞うご期待!!

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藤井輝明著『さわってごらん、ぼくの顔』
汐文社・ 1,365円