あかぬけちまったかなしみに


今日は土曜出勤。

昨晩は羽目などはずさずにおとなしく帰ったのだが、今日もつらい。目が開かず朝食は・・・食える。昼食も食える。でも舌はもつれ、まっすぐ歩けない。

土曜出勤を肉体が拒否しているのだろう。


職場の休憩室にはお気に入りの場所がある。空気の流れの関係で、そこには煙草の煙が滞留しないのだ。煙草を吸わない僕にはありがたい。

今日もそこで一休みと思ったらこの夕立である。窓が開けっ放しだったので雨が吹き込みベンチが濡れている。こりゃいかんと窓をしめた。

それから自販機のカップベンダーのコーヒーを買ったのだが、この数十秒の間にベンチが濡れていたことを忘れて、「よっこらしょ」と腰を下ろしてしまった。

やれやれである。

こんな虚弱なことではいけない、スタミナをつけねばと、帰りに国立駅前・スタ丼の店に寄ってスタ丼を食べた。

スタ丼は国立グルメの極北とも言うべき存在で、大盛りの丼飯の上に豚バラ肉のニンニク葱炒めと沢庵と生卵がトッピングされている。ワイルドさが身上の男のメニューだ。

でも今日、久し振りに食べたら、ちょっと垢抜けた感じになっていた。

なんか「木綿のハンカチーフ」のような気持ちになってしまった。