Romi in TOKYO−CLUB

banka-an2005-08-04


勤めがえりに書店に寄ったらジャズのメロディが聞こえてきた。でもちょっと電子音。見ると小人さんのカルテットが演奏している。

おお、これが話題のリトルジャマー(ケンウッド)か。電子音ではあるけどいい感じ。仕草もかっこよくて、つい聞き入ってしまった。

聞いているうちにホンモノを聞きたくなってしまった。そそくさと会計をすますと駅とは逆の方向に歩き、皀莢坂(さいかちざか)にあるジャズバー・東京倶楽部を目指した。

・・・嘘。はじめから東京倶楽部に行くつもりだった。本屋さんは開店までの時間潰し。そして何も買ってない。

水道橋駅近くの東京倶楽部は初めて行く店だ。瀟洒オフィスビルの地下一階。L字型のお店でキャパ40くらい。一席一席は結構ゆったりしている。長いカウンター席があるので僕のような?お一人様?でも気兼ね無く入れる。またどの席からでもステージがよく見える。

今日のお目当てはボーカルの亜樹山ロミさん。当蕃茄庵ではすっかりお馴染み。僕が20代のころから通い詰める憧れの歌姫だ。今日のライブもロミさんにご連絡いただいた。いや通い詰めるはおこがましいな。結構ひさしぶり。本当は先週の今日もロミさんのライブがあって行こうと思っていたのだが、体調が悪くてパスしたのだ。

でも、今日は元気そのもの。喉元を過ぎれば熱さは忘れるのだ。

今宵のロミさんは「七年目の浮気」の時のモンローのようなドレスが可愛い。しかしスペインアウトドア旅行から帰ったばかりなのでコンガリ焼けている。コントラストがくっきりしている。

今日のミュージシャンはピアノ甲斐恵美子、ベース山田晃路、ドラム吉尾公弘という面々。

曲は、エミリー、ボディ・アンド・ソウル、I've Got You Under My Skin 。夏らしくボサノバで「The Gift」(A・C・Jobin)。マイ・ロマンス。

歌も演奏もよかったのだが、ずっと大きな声でしゃべっているオヤジがいて閉口した。しかもお説教と自慢話。店を間違っているんじゃなかろうか。だんだん喋りのボルテージが上がってきたので、目で「お静かに」と訴えたら静かになったからよかった。こんな時、坊主頭の112キロは便利。

まあ、トータルでは楽しかった。シーザーサラダもめちゃ美味しかったし。また来よう。