ピアノマン余聞

banka-an2005-09-12


さて、10月1日に開催の「ピアノマン ウィーンの憂鬱」である。

この「ピアノマン」のタイトル、原典はもちろんビリー・ジョエルではなく、英国の海岸で見つかった彼のほうである。正体不明でただピアノのみに心を許す彼に、若き日の青井氏を見た嵐山氏がイベントタイトルをつけたと言う人もいる。僕である。未確認。口からでまかせである。すまん。つまり僕がそう思ったと言うことだ。

9月3日の日記にも書いたが、青井さんは会場の下見も兼ねて「Summer Jazz」に来られた。

演奏が始まってから来場されて遠慮がちに最後列に座っておられたのを、休憩時間に僕が「桟敷席」の嵐山氏のところにご案内した。久闊を叙する中で「アンコール」の時に飛び入り演奏し、中村誠一さんのサックスとデュエットすることとなった。リハなしだったその演奏が素晴らしかったことは9月3日にも書いたとおりだ。

そしてコンサート終了後、僕達が椅子を片付けていたら、青井さんと、10月3日に共演するフルーティストの海治さんの二人が打ち合わせを始めた。

曲名を挙げながらの打ち合わせで、その都度、青井さんがワンフレーズツーフレーズ弾く。これがまた素晴らしいのだ。思わず立ち止まって聞き入ってしまった。

そのうちに打ち合わせそっちのけで演奏に没頭し始める青井さん。まさにピアノマンだ。なにか天から降りてきたものが弾かせているような雰囲気だった。撤収作業中のスタッフも椅子を抱えたままたちどまり、帰りそびれたお客さんもまた荷物を床に置いて聞き入り、ピアノを取り囲むようなちょっとした人垣が出来てしまった。

突如、ツレが宣言した。

「蕃ちゃんゴメン。次回は私、手伝えない。これ絶対、お客さんで聴きたい。できれば指先が見える席で・・・・」


日時  2005/10/1 (土)
開場  17時30分
開演  18時
料金  2500円(1ドリンク、多分)
開場  エソラホール(国立駅前・SEKIYAビル7階)
//////////////////////////////////////////////////////////
観覧ご希望の方はお早めに>
蕃茄庵あてのメールで、
ピアノマンの件」の表題にてお申し込みください。