ダス・ワンデルン!!

その昔、第二外国語で僕はドイツ語を選択した。身につくはずはない。英語すら身につかないやつにドイツ語が身につくわけがない。ドイツという国にもほとんど興味がない(未だに)。

先生は2人いた。ひとりは分厚いメガネの中年男で、いつも不機嫌だった。選挙で自民党が勝った次の日はとりわけ不機嫌だった。教材はゾルゲ事件をモチーフにした小説で、「ダス・ハウス・イン・アザブク(麻布区の家)」というタイトルだった。ドイツ語で書けないでカタカナなところが情けない。

もう一人の先生は長髪のおじいさんでいつも上機嫌だった。学生と一緒にドイツ歌曲を歌うのが大好きで、教材そっちのけで歌ばっかり歌っていた。コーラス部のM君などは文法などからっきしなのに歌が上手いので「A」評価だった。僕については・・・言いたくありませんね。

でも忘れられない歌がある。「ダス・ワンデルン(またカタカナ)」という勇ましい歌で、「徒歩旅行」という意味だそうである。ワンダーフォーゲルと共通の語源を持っているそうだが、このへんあやふや。

この歌は好きだった。「ダス・ワンデルン! ダス・ワンデルン! 」と歌っていると、大地を踏みしめて、ちょっと上り坂の道をしっかりと歩んでいるようなそんな気がしたものだった。


そんなわけで、明日から短い夏休みをとります。当日記の更新も、ごくあっさりしたものになりそうです。詳細は休み明けにしつこく・くどく・・・・書きますわよ(って、古いよ)。

テーマは「脱 CO2」である。本当か?

さあ、明日は早い。早く寝よう。あ、「三里の灸」忘れた!!