ならばどうやって渡ろう、本当に。3日目にして僕は開眼したね。
「優しさと微笑み」
これだね。
つまり、相手だって轢きたくない。だから予測可能な動きをしてあげる優しさを持つの。そう、小学校の廊下に貼ってるのと同じ。
「走らない、戻らない」
そうすれば相手はうまく避けてくれる。もし目が合ったらニコリとしよう。きっと彼女も(なぜ女性に限定するのか?)「微笑返し」をしてくれるだろう。そうキャンディースに学べばいいのだ。きっと石破さんも賛成してくれる。間違えちゃいけない、キャンディースだよ。キャンディスだとバーゲンになっちゃうからね。
事実、僕はこれで日曜午後のホーチミン市を安全に闊歩した。ニコッと笑ってポンポンっと渡る。名づけて「ニコポン渡り」。って、なんだか桂太郎みたいであるが。
こちらは高知の人なら誰でも知ってる「ニコホンおじさん」