整理がつかない夜

昨日の晩のことである。深夜帰宅した僕は、思わず記念写真を撮りたくなるショッキングな場面に出くわしたと書いた。その続きです。

自室に入った僕は思わず身震いかした。なぜか。寒いのである。僕の部屋は日差しが全く入らない北向きで、家中で一番寒い。それを差し引いてもやっぱり寒い。

ヒューヒューと怪しい音がする。サッシはちゃんと閉まっている。

わからん、と天を仰いだら壁に穴があいていた。ポッカリと丸い穴。何これ?

換気口のカバーというかボディが丸ごと外れていたのだ。よく見たら床に落ちて転がっていた。えっ? これって自然に落ちたりするものなの?

誰かの仕業だとしたら何のため? 直径15センチ。上海雑技団でもこんなところはくぐれない。とりあえず元通りはめる。こうしてみると結構壁が厚い。


で、この換気口カバー、ただ落ちて転がっただけならいいが、10年たまった煤やホコリを部屋中に撒き散らして転がっていたのだ。

やむなく深夜の大掃除となった。それで昨夜は“整理がつかない”状態だったのだ。