「オメガ・スイーツ」で澁澤龍彦

夕刻、神保町で解散。そこにおりしもにわか雨。こりゃちょうどいい。靖国通りを走ってセブンイレブンの路地を入って突き当たりへ。わざとらしく雨宿り。

話題のブック・カフェ・ギャラリー「オメガスイーツ」へ。このお店は怪奇幻想文学、エロティシズム、フェティシズム、アングラ芸術専門のブックカフェ。本だけでなく 骨格標本、昆虫標本、剥製など、店の世界観にあった「グッズ」を揃えている。

そこで開催中の「澁澤龍彦&異端文学フェア」にて、人形作家写真家である畏友・石塚公昭さんの写真作品を展示しているという話を聞きつけて初めて足を踏み入れたのだ。

古い雑居ビルの4階。黒く重い鉄のドアを開けるのは勇気が要ったなぁ。でも入ったらその甘美なこと。夢野久作稲垣足穂金子國義種村季弘丸尾末広花輪和一西岡兄妹らの本がずらりと並んでいる。

もちろん石塚さんのパネル写真も著書も並んでいる。

Object glass 12  乱歩 夜の夢こそまこと

カウチにゆったり座って、ソフトドリンク付1時間500円というシステム。これはお尻に根が生えそうだなあ。その妖しい店内の雰囲気はユーチューブのプロモーションビデオで。ここをクリック。

業界紙の記事にはこちら

帰り際お店の人に、「金曜の夜はバーもやってます」と声をかけられる。なるほどそれは・・・もの凄く危険、甘美だ。