「劇画誕生50年を祝う会」 

夕刻からちゃんとスーツを着て新宿へ。西新宿「Y's」にて開かれた「劇画誕生50年を祝う会」に行ってきた。

今年は、辰巳ヨシヒロさんを中心とする若きマンガ家たちが「劇画工房」という制作集団を結成して(聖地・国分寺で!!)、ちょうど50周年。そのお祝いだ。このところ神保町で密談していたのはその打ち合わせだった。

30分前に会場入りして準備。と言っても貸本マンガ史研究会の皆さんがすでに会場入りしていて、準備はもう終わっていた。マイクチェックなどする間に続々とお客さんたちが来場する。

「劇画」と言う言葉を作った辰巳ヨシヒロさん、青春劇画を描き現在は医療ジャーナリストの旭丘光志さん、野球漫画の五十嵐幸吉さん、「男組」の池上遼一さん、「5年ひばり組」の巴里夫さん、「包丁人味平」のビッグ錠さん、「柔侠伝」のバロン吉元さん、
後に「レイプマン」で物議をかもした、みやわき心太郎さん等々、劇画の担い手たち。

そして、それらを熱心に読んでこられた世代の林静一さん、畑中純さん、いしかわじゅんさん、勝川克志さん。評論家の藤本由香里さんもお見えになっていた。

綺羅星の如くである。

次々にスピーチに登壇。なにしろ50年の歴史である。思い出も尽きない。いきおいお話も長くなる。スケジュールが押し気味になる。

はっきり言って司会者の仕切りが悪い。誰だ? あ、俺だ?

この劇画家たちの青春群像は辰巳さんの近作『劇画漂流』に詳しい。

劇画漂流 上  劇画漂流 下


今日の会のお土産は、辰巳さんの旧作の特別復刻版。非売品。これはお宝。

あと、新聞数社の取材が入っていた。そこで皆様にお願い。新聞に限らず、ウェブ等ででこのイベントの記事を見かけたらぜひメールで教えてくださいまし。

第一号は僕が発見。いしかわじゅんさんのサイト

お開きの後は、会場を近所の居酒屋に移して2次会。深夜まで、とても平均年齢の高い劇画談義が繰り広げられた。

そして・・・・。続きは明日の朝刊で(!?)