瀋陽、右往左往 大高粱!!「56で4000」
・・・・・5月2日(初日)の旅日記<8>・・・・・・・
デザートは“太原街”のホコテンに戻ってトルコアイスを食おう、なんて言っていたんだけどとんでもない。お腹一杯で動けないくらいだ。
ぶらぶらとホテルに戻った。
今日はあまり夜遊びしないで早く寝ようか、明日は早いし。
交代でバスを使って、言葉のわからないテレビを見ているうちにちょっと眠くなってきた。いかんいかん、「お小遣い帖」をつけなくっちゃ。眠気覚ましにインスタントコーヒーでも淹れよう。
部屋にはトワイニングのティーバッグと、ネスレのインスタントコーヒーが備え付けてある。まずはお湯を沸かさないとね。
そう、こういうときのためにさっきミネラルウォーターを買ったのだ。電気ポットならあっという間に沸く。
さて、栓をあけて、と。あれ、栓が・・・・固いなぁ。カッチカチやでぇ。
ようようのことで開けたら・・・・、あれ? これって?
芳しい香り。
お酒?
ラベルをよく見たら、果たしてお酒だった。ボトルが酒壷みたいな形をしているわけである。
しかも紹興酒みたいに軟弱な酒ではない。「高粱酒」。荒くれ馬賊が飲むような酒である。アルコール度数56パーセント。で、4リットル。4000cc。
ちょっと飲んでみた。うまい。でも4日、実質3日で4リットルも飲めない。
それにしてもえらいものを沸かそうと思ったものである。どれだけ効くんだよ、「高粱酒の熱燗」。ってそれよりも56パーセント。下手すると発火するんじゃないの?!
で、どうしたかって? 水を買いに走りましたよ。スーパーまで行くのは面倒くさいから、途中にあった「24小時便利店」〈24時間営業のコンビニ〉でね。
お店の名前は、「瀋陽信盟商業広場 16店」。値段は4リットルで4元。75円。さすが安いなぁ。でもアルコール度数56パーセントが4リットルで8元、約130円の方が衝撃的かな。