“匿名報道”を考える

帰りの地下鉄の中で、著名な脇役俳優を見かけたのでそのことを書こうと思う。

ただ、要らぬことを書いて筆禍を起してもつまらない。悩みどころである。

つまり、名前を書いて行状を隠すか、名前は隠して行状を書くかである。


よし、後者。


帰りの電車の中でテレビでよく見かける脇役俳優を見かけた。現代劇も時代劇もこなす名バイプレイヤーだ。僕よりも年上だけど、さりとてジジイというほどでもない。そんなお年頃。身長は176センチの僕より少し高い程度。

女連れだった。20代半ばと思しきミニスカで化粧の濃い若い女性。彼女は某・俳優の肩に頬を寄せている。いかにも親密な感じ。

とは言え、明らかに親子ではない。

そのうち彼は周りに聞こえないと思ってか、口説き文句を連ね始めた。

「ねぇ、なんか眠くない? オレも眠いけど、今晩は頑張っちゃうヨ」


さっき、「ジジイというほどでもない」と書いたが、とんだヒヒジジイである。

二人は腕を組んで某駅で降りていった。


本当に頑張ったかどうかは定かではない。恋愛は自由であるから、僕がどうこう言うことではないが。


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