使い道の無い証明書

今日、長男・虎太郎(仮名・19歳)のところに妙に勿体をつけた茶封筒の郵便が来た。

「親展」

そして

「重要書類」

と、ご大層にご朱印がついてある。差出人は「自動車安全運転センター」とのこと。


「違反とかしてないけどなぁ」と虎太郎。それはそうだ、取得後、一回たりともハンドルを握ってないのだから(そのため僕は、郊外のファミレスでビールを飲むというささやかな夢が果たせずにいるのだが、それはまた別の話だ)。

中から出てきたのは、「運転記録証明書」という書類。

一年間の違反や罰金の記録の証明書。もちろん白紙。それはそうだ、取得後、一回たりとも・・・(以下略)。こんな証明書申請したのか?

してないけど、教習所を終える時、なんか書類にマルをしたかもしれないという。そんなものやたらにマルするな。


封筒からはもう一枚、青い紙片が出てきた。とりあえず、別にこの証明書、なんの効力も無くまた何に使うものでないらしい。


差出人の「自動車安全運転センター」、これら証明書の発行が主幹業務らしい。


世の中は僕の知らないことがまだまだ多い。