遊山は好きだが荷造りは嫌いだ。旅程や荷物の多さでカバンを選ぶのがめんどくさい。
昔はよくリュックを背負ったものだが、リュックは荷物の出し入れが面倒で、つい背負いっぱなしになり、使わぬものをただ背負うようなことになる。近年は斜め掛けできる雑嚢を愛用している。
「わたくしは白い雑嚢をぶらぶらさげて きままな林務官のやうに 」
とうたったのは宮沢賢治だったろうか、それとも宮本顕治だったろうか(すみません。)。
おっと軍装好きの僕の雑嚢は白じゃない。カーキ色である。
つまり荷造りが嫌いだ。荷造りしたくないものだから逃避的にこんなことを書いている。
荷解きも嫌い。この雑嚢を壁のカバン掛けから下ろしたらやけに重い。なかから瀋陽の資料が出てきた。ゴールデンウィークから半年そのままかよ。反省。
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