「休みの日には吉祥寺以東には行かない」の禁を破って、江東区は門前仲町へ。
古石場文化センターで開催中の「第3回江東シネマフェスティバル」に行ってきた。古石場は小津安二郎のふるさとである。映画での町おこしが試みられている。
僕の目当ては映画じゃなくて人形。畏友・石塚公昭さんの「小津人形」が展示されていると言うのだ。しかも展示期間は8日から11日のたった4日間。官のイベントの場合、こういうことがあるから開催日はよく確認する必要がある。
門前仲町の駅を降りると人がたくさんいる。富岡八幡への初詣客だ。僕も雑踏に入る。
こういう小屋がけの食堂、例外なくまずい。そのまずさの中に深い味わいがある。非日常の気分と旅のロマンがある。
写真には撮らなかったけど、またこの店じゃないけど、「もんじゃ肉まん」と言うのを食べた。具の餡が「もんじゃ」なの。思ったより美味しかったなぁ。
駕籠のように二人掛りで担いだ太鼓を鳴らしながら行く、男たちの一団。相撲部屋の法被を着ている。参道に太鼓の渇いた音が鳴り響く。
お参りを終えたら古石場文化センターへ。石塚さんは3体を展示。小津に向田邦子に谷崎潤一郎。谷崎の首のあたりの弛み具合が凄くリアル。リアリティの中の物語性とユーモア感覚が絶妙。
館内にはたくさんの映画好きが集まってにぎわっていた。
えっ? ご自由にお持ちください?
マツダ映画社のカレンダーをもらってきた。かっこいい!!
帰りはまた門前仲町駅へ。
下は地元のリフォーム屋さんの地下鉄ホームの電飾看板。
イラストがものすごいことになっていた。
作者に会いたい。
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