森雅裕さんの話に戻る。
僕は森さんのいい読者ではない。ミステリー音痴であるからだ。
でも前職で一度だけ電話でお話したことがある。朗らかでとても感じのいい人だった。15年位前かな。
そのころ某誌に載った森さんの写真を見て僕は唸った。
ジョアン・・・・。
そして、ちょっと嬉しかった。
ジョアン・・・・。
内藤如安をご存知か。戦国時代から安土桃山時代のキリシタン武将だ。信仰を捨てずにマニラに追放となり、彼の地で生涯を閉じた。現地では日本人町「サンミゲル」を作ったと言う。サンミゲル、聖ミカエルのスペイン語読みである。あの不味くは無いが美味くも無いビールとは直接の関係は無い。
森雅裕さんとも直接の関係は無い。
間接の関係もない。
森さんの写真を見たら、森さんが「JOAN」のシャツを着ていた、というそれだけのことである。
なぜ15年も前のそんな細かいことを覚えているかと言うと、僕も「JOAN」のシャツを着ていたからである。お揃い。
そんなブランド知らないって?
そりゃご存じないでしょうとも、作業服ブランドですから。いまほど「ワーク○ン」や「寅○チ」に席巻される前の作業服店に行くおいてあった銘柄だ。さっき調べたら大阪の中堅メーカー「ワーク・トーヨー」さんの商品。
森さんは刀鍛冶だから純粋な作業衣だけど、電球一つ換えない僕は単なる「なんちゃって」の作業服マニア。
ま、そんなわけで、森さんというとJOANのシャツを着てニカッと笑ったあの写真を思い出すのである。
いやまったくの無駄話でしたね。
///////////////////////////////
ご意見、ご希望は下の「コメントを書く」欄へ。内密な話はメールで