さて、答えです。
なぜ、MRI検査で入れ墨がやばいか。それは黒の顔料に鉄由来のものが使われていることが多く、磁気に反応して熱を持ち、やけどをすることがあるそうだ。
だから、ノリピーは足首を捻挫しても、迂闊にMRI検査を受けないほうがいいと忠告しておく。
あと、アイラインもやばいらしい。
さて、検査室に入る。目の前にでかい機械がある。これがMRIの検査機だ。「PHILLIPS」のロゴ。コーヒー・メーカーからMRIまで守備範囲が広い。
頭にヘッドホンをはめて寝台に仰向けに寝る。寝台の端にはヘッドギアが固定されていて、そこに頭をはめ込む。僕は頭がでかいのでなかなか入らず、ナース泣きそう。泣きたいのはこっち。
長いコードがつながったスイッチを渡される。我慢できないほど気分が悪くなったら押すようにと。ブザーか。
寝台がぐーっとあがる・・・。
ここでこの機械の形状を説明しておこう。
バームクーヘンを頭に思い浮かべていただきたい。最近主流の直径10センチ程度の細いやつじゃなくて、昔よくあった直径20センチくらいで穴の直径も5センチくらいあるやつ。厚みも5センチくらい。それを寝せないで、立ててください。
それからキリキリっと巻いたオシボリを思い浮かべていただきたい。紙じゃなくて布地のね。ちゃんと細長いトレーに乗ってる。
さっきのバームクーヘンの穴に、トレーごとオシボリを入れてください。
バームクーヘンが検査機本体。トレーが寝台。オシボリがあなた(僕)。
そんな形態です。
僕を乗せた寝台がユルユルと頭から検査機に入っていく。
ちょっと圧迫感がある。目の前至近に光る壁面。
グワラン、グワラン、グワラン、グワランヴィーーン、ヴィーーン、ヴィーーン、ヴィーーンデュン、デュン、デュン、デュン・・・・
断続的に大きな音がする。かなり不愉快な音。この音がしているときが撮影しているときなので、特に動かないようにとさっきナースが言っていた。
15分と言っていたがせいぜい10分くらいじゃなかったかな、撮影時間は。
撮影が終わって身づくろいをして上階のラウンジへ。休んでいたらすぐに呼ばれて会計を済ます。全体で保険の適用をして7600円。明細を見ると「指導料250円」とある。
さっき撮影前に「ポケットの中にカギとか残ってないですか」と聞かれたが、あれが指導だったのかな。
30分ほど待って現像済みのフィルム4枚をもらった。A2ぐらい。でかい。持ち運びが大変。
ロビーで早速広げてみてみると、各方向からの断面図が一方向に付き25ショットほど映っている。なかなかグラフィカル。ちょっとTシャツのデザインくらいなりそうな感じだ。
肝心の「状態」だが、素人にわかるものではない。ここのクリニックも撮影を請け負っているだけだから、何も言ってくれない。このフィルムを持って健保の診療所に行かなければならない。大きいのでちょっと持ち運びが大変そう。でも億劫がらずに早めに行こう。
さて僕の「脳内写真」である。さっきはちょっとここにアップしたんだけど、見たくないもいる、と言うか見たくない人の方が圧倒的に多いだろうから、引っ込めた。
その代わりといっては何だが・・・。勇気のある人は ここをクリックして、僕の「脳内」をご覧ください。
「幻燈展」は5月27日(木)まで!!
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