事業仕分けの第2弾後半戦が始まった。
皆様もいろいろと意見があることだろう。昔から政治向きのことに疎い僕としては別に意見はない。
ただ、ひとこと言いたいのは、「蓮舫さん、きれいだなぁ」である。とともに思い浮かべる「葵のご紋の印籠」である。
実は、というほどのことでもないが、僕は一度だけ蓮舫さんにお会いしたことがある。一瞬。
もう、16,7年前のことで、前後の経緯は忘れたが、作家の亀和田武さんをインタビューしたことがある。収録の場所は、先方の指定で「皇居」だった。
正確に言えば皇居・北の丸公園の中の科学技術館。その中の「北の丸スタジオ」。当時、亀和田さんはTBSの「スーパーワイド」という帯番組のキャスターをつとめておられた(「3時にあいましょう」の後番組)。その番組の収録が北の丸スタジオだったのだ。
いつものように早く着きすぎてしまい、科学技術館のミュージアム・ショップで時間つぶしをしたんだけど、長時間に及んだ時間つぶしにより手ぶらで出にくくなってしまった。そして、一番安いもの、だけどいらないモノを買ってしまった。
そんな自己嫌悪を引きずって、約束の時間に約束の場所である番組控え室に行くと、亀和田さんは収録を終えてすでにおられた。
「ちょっと待ってください。ドーラン落としちゃうんで。これ気持ち悪いんですよ」
とのことで、僕はそばの椅子に座って待っていた。
その時、控え室に入ってこられたのが若き日の蓮舫さん。蓮舫さんも同番組のキャスターだったのだ。当時26歳くらいだったのかなぁ。
蓮舫さんは亀和田さんに挨拶して、そしてその傍らにちょこんと座る僕に気づくと、ニコッと大きく笑って「コンニチハ!!」と挨拶してくれたのだ。その笑顔のマー可愛いこと。世の中にこんなに目の大きな人っているんだ、と思った。そして大きな口からこぼれる白い歯が印象的だった。
僕はドギマギしてようやく挨拶を返したと思う。インタビューの詳細はよく憶えていない(亀和田さん、すみません)。
思い出せるのは、蓮舫さんの美しい笑顔と、ミュージアムショップでやむなく買った「葵のご紋の印籠」のキーホルダー(江戸城、だからね)、この二つである。
また今夜も、全国の家庭で、職場で、学校で、飲み屋で「事業仕分け」が話題になることだろう。
ぼくはエールを贈りたい。
「俺も蓮舫に仕分けされてーや」
と言って、周囲の顰蹙を買うオヤジ達に。
あなたは、僕です。
「幻燈展」は5月27日(木)まで!!
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