先週日記である。先週の水曜日の夜、ツレと待ち合わせ。
中野で9時半。
中野のゼロホールで「〈映画「ザ・コーヴ」上映とシンポ〉」があったのだ。ほら、和歌山のイルカ漁を扱ったドキュメントでアカデミー賞をとったんだけど、上映反対運動が起きて、上映中止が相次いでるという、あの映画。
パネラーは森達也、綿井健陽、坂野正人、鈴木邦男、野中章弘の皆さん。司会は「創」の篠田編集長。サプライズ・ゲストに映画の主役として出演している環境活動家のリック・オバリー氏。
このイベントの告知が新聞に載るやいなや、森達也ファンのツレはローソンでチケットを購入。僕は仕事の都合でいけるかどうか自信がなかったのでぐすぐずしていたら、あっという間にソルドアウトになってしまった。
だから9時半というのは終わる時間。単に帰り道なので待ち合わせただけ。
ちょっと早めについたら映画上映が終わったところで、旧知のジャーナリスト氏が帰るところ。声をかけると「用事があって僕はもう帰るけど、ロビーのTVモニターでシンポジウム見られるよ」と教えてくれた。
そこで、ロビーでシンポをタダ見。
ロビーにはたくさんの人。僕の前には金髪にロングスカートの長身の女性。豹柄の帽子がイカシている。と思ったら、サイバーウォッチャーならぬ裁判ウォッチャーの阿曽山大噴火さんだった。
シンポを見せてくれるのはありがたいのだけど、残念ながら音がくぐもっていて、耳が悪い僕にはほとんど聞き取れなかった。
9時40分ごろシンポが終了してゾロゾロホールから出てくる人波の中にツレを見つけ、「どうだった?」と聞いたら、
「鈴木邦男さんのオチョボ口が可愛かった」
とのことで、映画については多くを語らなかった。
僕は今回映画を見逃してしまったわけなのだけど、見られる日は来るのかな。
大した興味があるわけではないが、「見られるはずのものが見られない」というのはどうも面白くない。