すわ絶筆!! ようやく完結。


昨年の9月12日のこのブログに「遠藤芳男編著『改訂 卒業 ―高校生に詩を書かせた先生―』(駒草出版)というタイトルで、


今、遠藤芳男編著『改訂 卒業 ―高校生に詩を書かせた先生―』と言う本を読んでいる。古くは70年代の半ば、新しくは2008年の定時制の高校生たちの詩を集めた本である。編著者・遠藤芳男はこの春、卒業した。三十有余年に及ぶ教員生活を、少なくないであろう複雑な思いとともに。


卒業


という書き出しの文章を書いた。ヘタレ書評者である僕の常套手段なのだが、このブログに感想を書いてそれをブラッシュアップして「書評のメルマガ」の原稿に仕立てようとしたのである。ただ熱が入りすぎてフィニッシュできずに翌日送りとした。そのときの結びの文章は以下の通り。


しかし・・・・、この『卒業』、去年出された初版はわずか4日目で事実上出版停止と全面回収を埼玉県教育委員会から指示された。今回ご紹介する本が「改訂」なのはそういう理由だ。そして遠藤自身も地公法第33条違反で懲戒処分を受けた。冒頭に書いた「少なくないであろう複雑な思い」とはこの件だ。何故・・・・・。続きは明日、のお楽しみ(いや、楽しい話ではない)。


そうですね。まずは その日の日記をお読みいただこうかな。 ← ← クリック!!






読んだ ?




お忙しいだろうが、ぜひお付き合いいただきたい。 ← ← クリック!!



そんなわけで「続きは明日、のお楽しみ」で結んだこの文章、翌日に完結はしていない。翌日に続きを書くつもりではいたのだけど、翌13日僕は会社の帰り国分寺駅で倒れ、4ヶ月以上入院することとなり完結できなかったのだ。



そして、いろいろな幸運に助けられて、「新たな芸風」を身につけつつもなんとか生きながらえ「書評のメルマガ」に復帰したのはご存知の通り。



なんとなく倒れた日のカバンに入っていた本を読むのも気が引けてそのままになっていた。だけど、このたびやっと読み終わりあやうく[絶筆]になりそうだった原稿の続きを書き、「書評のメルマガ」に入稿することが出来た。



そして本日配信されました。「すわ絶筆」の労作です。構想8ヶ月、執筆2日。こちらの公式サイトからお読みいただければ幸いです。 



本の発売からはずいぶん時間が経ってしまったが、ちょっとホッとした。<今日の一句>


さみだるる 原稿用紙に しみのあと


五月雨に 隠す涙の 誉れかな




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