アニキの団扇、先生の団扇


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で、昨日予告した「涼しさを求めた奇妙なシンクロニシティ」の件。


吉祥寺に行く前に青山に行ったのだ。南青山は骨董通り入ルの「ビリケンギャラリー」さんへ。



懐かしいおもちゃの展示・販売や絵本出版(ビリケン出版)でも知られるビリケン商会さんの展示スペースだ。



7月上旬に開催していたのが「アックス夏祭り」。孤高のマンガ誌「アックス」に集う大勢の作家による、原画展示&うちわ絵展示&うちわ絵即売会だ。


そのときに購入した団扇をいただきに行ったのだ。



僕が購入したのが旧知の杉作J太郎さんの作品。


阪神の金本、哀川翔と並ぶ「日本三大アニキ」の一翼を担う(これに水木一郎を加えて「アニキ四天王」と呼ぶこともある)杉作さんの作品はこれ。



自他共に認めるエヴァヲタの杉作さんらしく、憂い顔の綾波が可愛らしく時候の挨拶を述べている。これはいいなあ。いい風が来そう。職場で使おう。そして後輩にまさしく「アニキ風」を吹かせて嫌がられよう。


そのあとビリケンさんお勧めの「ウルトラQリターンズ展」(渋谷パルコロゴスギャラリー)を見て渋谷から井の頭線で吉祥寺に出たのだ。


そして「吉祥寺寄席」を堪能して帰宅した僕は、玄関で大きな封筒を見るのである。


作家・映画評論家の山口正介さんからだった。父上の山口瞳先生の十七回忌の記念品(?)の渋団扇だった。熊本特産のオリジナル。



いいなあ。家宝にします。僕は瞳先生の作品を持っていないのですごく嬉しい。



そんなわけで、妙に団扇に縁のある日だった。<今日の1句>


相伝の 団扇で吹かす 兄貴風


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