今日も昨日に引き続いて御茶ノ水へ。
注射じゃない。似てるけど。第19期JPIC読書アドバイザー養成講座の第三回スクーリングなのだ。別に似てないか、注射とは。
会場は明治大学紫紺館。
昨日書いたとおり、今回は発表の当番。お勧めの本を100人超の受講者の前でプレゼンする。僕はアドリブが利かないので事前の練習が必須。さて練習の成果は。
選んだ本は、『本からはじまる物語』(メディアパル)。
18人の作家による本屋を舞台にした掌編小説のアンソロジーだ。
詳しいことは発行時に蕃茄山人さんが実にいい書評を書いているのでご覧ください。←クリック!!
練習の甲斐あってなんとか制限時間の3分に収まった。逆にちょっとあまったくらい。
つまりちょっと早口になってしまった、緊張のあまりに。特に件の18人に名前を一気に読み上げたときは失笑がおきたくらい。
曰く、恩田 陸、本多孝好、今江祥智、二階堂黎人、阿刀田高、いしいしんじ、柴崎友香、朱川湊人、篠田節子、山本一力、大道珠貴、市川拓司、山崎洋子、有栖川有栖、梨木香歩、石田衣良、内海隆一郎、三崎亜記
聞いてるあ〜たがたもくたびれたろうが言ってるアタシはなおくたびれた、まさしく「黄金餅状態」。
でも無事終わって安心した。
講座の講師はお待ちかね、 岡崎武志さん。タイトルは「古本屋の棚から見た読書術」。
いやー面白かったー。まさしく名人芸。結構長いお付き合いになるが、ちゃんと講演を聞くのは初めて。昨日刷り上った「くにたちコショコショ市」のフライヤーも配ってくださった。
そして昭和女子大教授の大串夏身さん。図書館学の権威。ユーモアも交え、中身の濃い話をみっちりしてくださった。図書館はほとんど使わず、何の見識も無い僕がまったく退屈することなく聞くことができた。
トリは児童文学作家の今江祥智さん。
今江さんとのご縁は以前も書いたとおり。編集者をしながら習作時代だった今江さんは国立に住んでいた。東の方。本を抱えて銭湯に行ったという。銭湯の隣に古本屋さんがあってそこに本を売って、そのお金でお風呂に入り向かいの肉屋さん(オギノ肉店。今はファミマ)でおかずを買って帰ったと言う。「童話術」(晶文社)という本に載っている。そしてそれを教えてくれたのは岡崎さんだったというおまけつき。
数年前ご縁があって電話でお話しする機会があって確かめたらまさしくうちの「富士見湯」。記念に、ホームセンターで買った木桶に「富士見湯」の焼印を捺してお贈りしたら、折り返し私家版、つまり非売品の書きおろしエッセイ『モンタンの微笑』をお送りくださった。装丁は宇野亜喜良。言うまでないがかなりのお宝です。
スクーリングは明日もある。楽しみ。<今日の1句>
学び舎で 嬉しき再会 秋の午後
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