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うららかな午後、ツレと阿佐ヶ谷へ。荻窪で乗換えが面倒くさい。
行き先は、「リアルシトロン」。
かつて国立に「ペンギンハウス」という店があった。一時代を築いた絵本とおもちゃの店だ。そこのスタッフだったのがシトロン嬢(仮名)。
現在はシトロンブックスという雑貨と絵本のWEBショップを主宰している。今年もできた嵐山・水丸・伸坊トリオの「俳画カレンダー」のネット販売もお願いしている。一見、夢二が描く薄幸の美女のような儚げな佇まいだが、ちゃんとビジネスをしているだけにしっかりと頼りになる女性だ。
ネットだけでなくて実店舗イベント「リアルシトロン」も定期的に展開している。それが今日行った「リアルシトロン」。
会場は恒例の阿佐ヶ谷駅から徒歩3分の骨董ギャラリー「CONTEXT−S」。
おそらく昭和中期の木造家屋をリノベーションしたもので、木の温もりと漆喰の肌触りがすばらしい。初めて行ったときは、こういうものを(古い木造家屋)をこうやって生かせるのかと衝撃を受けた。僕のか細い将来を左右しかねないほどの衝撃。
界隈には同様のリノベ物件のカフェや食堂などもあって大いに繁盛している。阿佐ヶ谷という町の地力の強さもある。他にも非チェーンのお店に元気があるし。
会場では旧知の絵本作家・あべななえさんにも久しぶりにお会いできた。この方もペンギンのスタッフだった。
お店では前々から狙っていた(去年買えなかった)、小さなバレリーナのカレンダーを購入。
12月始まりが嬉しいね。<今日の2句>
阿佐ヶ谷で 暦を選ぶ うきうきと
木の家に 絵本ならべて 冬支度
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