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昼間、地震があって、「当分、高層ビルには行きたくないね」などと話してしていたのだが、その舌の根も乾かぬうちの六本木ヒルズ５２階。森アーツセンターギャラリーで開催中の「没後１５０年 歌川国芳展」に行ってきた。１月７日のリベンジ。
当然面白かった。去年の春の大田美術館での「国芳展」も見やすくてよかったけど、規模は今回のほうが大きい。かなり見ごたえがあった。
おどろおどろ系は少なかったかも。全体に行儀のいい系が多かった気がする。今は下期。元気がいい作品は上期に多く展示されたのかもしれない。
思ったより込んでいた。美術館というのは中高年が多くて夜は比較的すくものなのだけど。まして浮世絵だし。若い人が多かったかな。きっと現代アートを見るような感覚なんだろう。
いろいろお友達同士感想を述べ合いながら見ている、それはいいのだけど題材となっている歌舞伎や説話についての素養が若い分だけ圧倒的にすくない。でも大丈夫。きっと年年歳歳より面白くなるから(なぜかの上から目線)。
感動してそのまま帰りたくない気分。ぼくはいつもそう。はじめて手銭で歌舞伎を見た日は木挽町(東銀座)から新宿まで歩いてしまった。１０代だったけど。
今日もそんな気分で下りのエレベーターに乗った。そうだ渋谷まで歩いてクールダウンしよう。多分２、３キロ。
でも、通りに出たら寒いこと。一瞬でクールダウン。深く後悔。ちょうど来たバス(渋谷行き)に乗って帰った。<今日の１句>
木枯らしが 奇想の家を 揺らしをり
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