「手から手」展のキックオフ・ミーティング - 国立駅前・ギャラリービブリオ連絡版(蕃茄庵日録別板）

夕刻、今にも雪が降りだしそうな新宿へ。駅前の居酒屋で密談。

いや密談ってことはないな。１７人集まる密談なんかあるものか。それに密談なんてのは内緒の話である。今日のは「いかにして広めるか」の打ち合わせだ。

先日、このブログにも書いた「Z RUKY DO RUKY」。英語だと「FROM HAND TO HAND」。日本語だと「手から手」。これについての相談だ。

正式名称「手から手へ・11、3、2011　震災後のメッセージ」展

絵本作家の降矢ななさんが中心となったプロジェクトで、３・１１以降、傷ついた子どもたちをアートで励まそうという試み。降矢さんが声をかけて日本から２９人、スロヴァキア１３人、イタリア３人、オランダ４人、ベルギー３人　の合計５２人の画家、絵本作家が結集し、現実を見据え、メッセージを込めた作品を展示するというもの。

それら作品を全世界に巡回させることで子どもたちをサポートしようという試みだ。来月のイタリア、ボローニャ、再来月のスロヴァキアを皮切りに欧州を回り、来年以降は日本国内を巡回するという壮大な計画。

と、ここまでは決まっているけど、細かいことはまだ決まっていない。スロヴァキア在住の代表世話人・降矢さんがここまでのレールを敷いてくれた。来年以降の日本国内での展示は自分たちで何とかしようと出品作家の皆さんが立ち上がった。その第一回の顔合わせの会合が今日開かれたというわけだ。

集まったのは日本からの出品作家のうち、東京近郊在住の皆さん。いずれも表現者として一流の地歩を築いている皆さん。出品者一覧は下のＵＲＬから。綺羅星の如き錚々たる皆さんです。

http://www.zrukydoruky.sk/ja/autori.html

で、そこになんで僕がいるのかって話だが、平たく言えば面白そうだから。せっかくのご縁なのでね。表現活動も出来ない、かといって事務や営業に長けているわけでもない僕が役に立つとも思えないが、こういうムーブメントと言うのは傍で見ているより中に巻き込まれたほうが絶対面白いからね。

今日はあくまで顔合わせのキックオフ。それぞれが手持ちのカードを見せ合った。僕のカードは白紙だけどね。とにかく多く手数（てかず）を出して、多くの人に知ってもらい、協力してもらうということだろうな。無駄を恐れないで。

手持ちのカードがないので、ただニヤニヤしながらノンアルコールビールと言う名の色つき水を飲んでいたんだけど、大勢の表現者に囲まれてのひと時は実に刺激的だった。

この「手から手へ」の公式サイトは下記。

http://www.zrukydoruky.sk/ja/o-vystave.html

アイディア、お手伝い、募集中です。よろしくお願いいたします。

それでは今日、お集まりの皆さんの著書の一部を一気にご紹介。表紙をクリックすると商品の詳細に飛びます。先頭はスロヴァキア在住でその場にはいなかったけど、代表世話人の降矢ななさんの新刊から。