僕は毎朝、下手をすると1日に2回見ているのだが、評判はどうなんだろう、NHK朝の連続テレビ小説(朝ドラ)の「純と愛」。
ネット上では「主人公に共感できない」「ヒロインに魅力がない」「ムカツク」等で当初は散々のスタートのようだったけど。
僕自身、「朝ドラでこれほどまでに周囲の人に同情するのは鈴鹿景子の『火の国に』以来(どう考えても高森和子が可哀想だった。『奥魔女』のグラディスさんとどっちかってくらい。貴女方は決して間違ってない)だなぁ」と思っていた。
最近ではすごく楽しんでいる。冒頭に書いたように毎朝、下手をすると1日に2回見ている。
つまりギャグだと思えば、主人公の人柄も突飛な設定もそこそこ面白いのだな。往年の名作をあえて持ち出せば、「なんでこの居酒屋には毎夜ギターデュオを従えた日吉ミミがいるのか」なんていう人はいないし「なぜこの訳ありアベックは一年中トレンチコートの襟を立てて夜霧の中、密会しているのか」なんていう人はいない。
コントと思っておおらかに楽しめばいいのだと思う。極端な設定や演出もつまりはネタだと。
そんなことを考えつつ、同番組のホームページを見ていたら気になる記事があった。
年末だったか、ヒロインの夫(無職)が似合わぬ大金を持っていて、ヒロインが問い詰めると「マージャンをした」と告解するシーンがあった。
ホームページにはそれに対する視聴者のクレームが掲載されていた。
「賭けマージャンは賭博行為で法律で禁止されています。その様なことを登場人物にさせるのはNHKとしていかがなものか」と。
まじめな人がいるなあ。そしてそれに対する番組スタッフの回答は、
「私どもとしてはマージャン大会に出場して優勝し高価な賞品を獲得しそれをリサイクルショップで現金化したと解釈しています。短い放送時間なので説明不足となりご心配をおかけしたことをお詫びいたします」
おいおい、それもなんだかなぁ。いやなものを見てしまったなぁ。住みづらい世の中になったなぁと思ったんだけど、ハタッと膝を打った。
そうかこれもギャグか。あえてベタな視聴者のツッコミも実は絶妙のボケ。それに当意即妙のギャグで返した番組スタッフ。このやり取り自体がネタなんだな、つまり。
感服いたしました。と、言ってみるテスト。
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