昼。ツレに店番を替わってもらって谷保に。
国立から甲州街道回り府中行きのバスに乗り「国立インター入口」下車。
行き先は「本田家」。
甲州街道沿いのこの豪壮な門に見覚えのある方も多かろう。
先日来話題に上げている映画「シュトルム･ウント・ドランクッ」のロケ見学である。
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国立きっての名家である。上の写真の門をご覧いただきたい。馬に乗ったまま入れる門である。
「国登録文化財・建造物」。詳細は下記の解説をご覧ください。
本田家住宅薬医門 ←クリック
本田家住宅主屋 ←クリック
この国登録文化財を大正アナキストのアジト、「ギロチン社」とするのである。プロデューサー・Ｋ氏の快挙。
僕が行ったときはちょうど昼食休憩の最中。キャスト、スタッフともみんなお弁当を食べて寛いでいる。庭先では鉄なべがグツグツ煮えている。
山田勇男監督と雑談。３月のあの日の雑談の際は「主なロケ地・国立」になるなんて思いもしなかった、お互いに。
初めて入った本田家。年に１回、教育委員会の仕切りで見学会があるがそれも抽選。そうか中はこうなっているのか。
程なく撮影再開。ここはアナキストのアジト、「ギロチン社」。若きアナキストが潜伏中。
シーンはアナキストたちが激論を交わすシーン。今は知らないが、昭和後期までは確実に繰りかえされた議論、「実力闘争、是か非か」。
中央には牛鍋。そうか、あれは小道具だったのか。
今日は「本田家で映画撮影」ということで新聞の取材が入った。
って、僕が呼んだんだけど。
ずっと観ていたかったけど、自分の店も心配なので（昨日、大きく朝刊、小さく夕刊に載り、マイテレビも放映されたので）、後ろ髪を引かれながら帰った。
庭のお地蔵様（関敏・作）に撮影の無事を祈って、帰途に就いた。
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