連日届く「北冬書房・ワイズ出版・喇嘛舎(らましゃ)品切絶版本蔵出し祭」の商品にクラクラとめまいがしてきた。凄すぎる・・・。
「漫画主義」が来た。
「漫画主義」は日本の漫画評論のさきがけ。すべてはここからはじまった。
当時、「ガロ」でつげ義春さんを担当していた高野慎三さんが仲間4人と1967に創刊した。独立誌としては1974年の12号まで出された。
今回、倉庫の大捜索で11号と12号を発掘していただいた。
表紙は先日亡くなられた赤瀬川原平さん。ただの同人誌じゃないのがわかるでしょ。
価格。ちょっとインターネットで検索してみてください。
出てこないでしょ。
「市場」に出ないから「相場」がないのだ。
それを「当時の表示価格で」という今回の企画のコンセプトに鑑みれば、11号が300円。12号なんと150円。
「そりゃあんまりでしょう」と北冬書房社主の高野慎三さんに電話したら「150円の本を150円で売ることのどこが“あんまり”なんですか(COOL!!)」と言われてしまった。
「ガロ」の編集をしながら同人誌「漫画主義」を出していた高野慎三さん。つげ義春さんが描かなくなった「ガロ」を退職し、1972年に北冬書房を起こして漫画・評論誌「夜行(やぎょう)」を創刊、つげ義春ワールドの新たなエポックとなった「夢マンガ」を多く掲載した。
1995年の20号まで出された。
今回はこれらも出品。欠号があるからバラでね。
おすすめは20号。
実は僕が書いているんでね。漫画じゃないよ。某地の人形芝居についての論考。
「人形の誘惑という特集で人形をテーマにした漫画や写真や評論を集めるから」ということで高野さんから書くように言われた。そうしたら諸般の事情で他の記事がポシャッて僕の原稿だけ残った。すげぇ違和感。
でこれが最終号になった。感無量。
最終号はともかくこのシリーズも入手困難なレアもの。
そして「漫画主義」の隣に置いている写真にも注目。
同人誌「風景とくらし」。同人は秋山清、高野慎三、他。表紙=つげ義春、扉イラスト=藤原マキ。
僕も話には聞いていたけど初めて見た。
これらの目玉商品、早い者勝ちでお売りしようかと思ったのだが「それはあんまりです」と複数の方から助言をいただいた。
たしかに初日にこれらがなくなってしまうのはさびしい。
そこで、
一部商品については抽選することにしました。
実は、「手から手へ展」の作品販売の担当委員をしていてこの秋は抽選に悩まされた。だからちょっと避ける気持ちもあったのだけど、初日の一番からこれらがなくなってしまうのは「あんまりです」なので。
でも他のものは早い者勝ちです。ご注意ください。
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