岸田ますみ展 Autumn 2003

南青山の画廊「スペース・ユイ」(http://www.bekkoame.ne.jp/i/spaceyui/index.html)で本日初日の「岸田ますみAUTUMN2003」を見に行った。

 ユイも久しぶりだ。ところで表参道駅からユイに行く途中、いつも見上げては「ほほう」と感心していた豪邸がある。前回通ったときは表札が「市村・坂東」だったのだが、今日は「坂東・河原崎」に代わっていた。橘屋さんが亡くなったのがおととしの夏だったから、もう2年以上この通りに来てなかったことになる。

 岸田さんは国立にもご縁があって、エソラで年末に開かれる「はがきゑ展」には毎年出品されているし、「ほんやらなまず句会」にゲスト参加されたこともある。また展覧会のオープニングにお手製の「かき餅」を持ってきて、皆に振舞ったりもするとてもチャーミングな女性だ。

 岸田さんはとてもきれいなグレーを使う画家だ。作品はほぼ無彩色でチューリップの花束など描いたりするのだが、それが何故か色鮮やかに、そして露を含んだように瑞々しいのだ。また、砂漠や帆船をモチーフにした作品も素晴らしい。こういう作品を部屋に飾ったら心が休まるだろうなあ。

 ちなみに岸田さんは人気イラストレーター・安西水丸氏の奥様だ。


岸田ますみ Autumn 2003

9月8日(月)〜9月17日(水)
11:00〜19:00(最終日17:00まで)
日曜日休廊
風景、植物などを油彩、シルクスクリーンで制作。油彩15点、シルクスクリーン 20点。

 
 4月にはニューヨークで個展を開かれたという。ニューヨークでも「かき餅」を振舞ったのだろうか?