Porte de Paris パリの門

ようやく、今日あたりは涼しくなってきた。「新涼」(しんりょう)というやつかな。

今日は句会。会場の画廊喫茶「キャットフィッシュ」に行く前に、いつものように旭通中央のフレンチ・カフェ「Porte de Paris」で句作した。
 いつもここで俳句を練ってから句会に臨むことにしている。

 間口が狭く、どうかすると見逃してしまいそうな店だが、本当にパリの下町にあるような雰囲気の店と評判だ。僕はパリに行ったことが無いからその辺はよくわからないが、妙に落ち着く店なので愛用している。個性派揃いの国立(くにたち)の喫茶店の中でも異彩を放っている。夜遅くまで営業しているのもありがたい。

 ちなみに「Porte de Paris」とは「パリの門」という意味だそうだ。

 日替わりのレギュラーワインが立ち飲みで500円、テーブルで600円。知らないで入ってきた人は、立っている人が何人もいるからギョッとする。もちろんワインだけでなく、ソフトドリンクやケーキの種類も多い。

 ウンナンウッチャンに少し似ているパリ帰りのご主人は大のサッカー好きで、店内のTVモニターではいつもフランスのチームのサッカーの映像が流れている。
 お客もフランス贔屓のサッカー好きが多いようで、サッカー談義に花が咲くこともしばしば。サッカー音痴の僕などは、最初は交通事故の処理の相談をしているのかと思ったぐらいだ(!?)。

 そういうわけで、ぼくは今日もいつものテーブルで歳時記と句帖を広げ、ワインを飲みフレンチ・ロックを聴きながら、俳句をつくった。一見そぐわないようだが、これがもうすっかり習慣になってしまっている。



     新涼や国立にあるパリの門



の挨拶句を得たが句会にはだせそうもないな。

 句会の報告のほうは、またいずれ近いうちに。