DAYS OF WINE AND ROSES

昨晩は「岸田ますみ展」まで書いて力尽きたが・・・。
そのあと表参道から渋谷に出て渋谷から吉祥寺へ行っていたのだ。

吉祥寺は元・近鉄、今・三越の近くの「赤いカラス」に行った。老舗のジャズバーで、ぼくが唯一ボトルを預けている店。ボトルはフォア・ローゼス。一番好きなバーボンだ。

 目当ては亜樹山ロミさん。これまた老舗の、もといベテランのジャズシンガーだ。

 ロミさんとはかれこれ15年ほどのつきあいになる。でも全然威張れない。デビュー当時からのファン(親衛隊?)もしっかりいるからだ。ロミさんを「ロミちゃん」と呼べるナイスなオヤジたち。カッコイイんだよなぁ。

 ロミさんは大輪のバラのようにあでやかで、かつ谷間の白百合のように可憐な人だ。この日記を読んでくれているらしいからいくらでも誉めちゃう。
 鍛えぬかれた歌唱力に、天性のステージ度胸とセンスと愛敬。それに加えて大変な勉強家だ。なにしろ「歌を理解するには英語を理解しなくては」っていうので「英検1級」をとっちゃう人なのだ。バーやレストランで仕事をする中、ワインの美味しさにめざめたら、猛勉強して「ワインアドバイザー」の資格をとっちゃうような人なのだ。

 女性の、しかも芸人さんの年齢の話をしては申し訳ないが、僕よりもホンの少し年上だ。
 知り合った15年前も当り前だがホンの少し年上だった。そのころは結構、お姉さんな感じがしたのだが、いつしか同年輩のように感じるようになり、今はちょうど妹ぐらいに思える(・・・・読んでくれてるらしいからね)。

 今回もいつもどおりに楽しいステージだった。やっぱり音楽はライブだなあ。さらに言うとお酒を飲むと吸収がよくなる。へんなたとえだが、開いた毛穴から音楽がしみこんでくるような気がするのだ。10月の渋谷のステージもぜひ聞きに行きたいなあ。

 ところでぼくがこの店だけでなく他の店でのステージにも行くのは、毎月メールでスケジュールを送ってくれるからだ。以前はファックスでその前は葉書だった。・・・こんなところでもつき合いの長さを強調してみた。

 タイトルとの関係で、さっきフォア・ローゼスと書いたが嘘。ほんとはジム・ビームズ。安くてすみません。でも一番好きなバーボンなのだ。