吉祥寺で吉祥天女の歌を聴く

今日は前々から予定していたことがあった。ところが今日の午後になって仕事のスケジュールが変更になってしまい、その予定をキャンセルせざるをなくなってしまった。

このささくれだった心をどうしてくれよう。

もう時間も大分に遅かった(神保町で20時30分過ぎ)のだが、吉祥寺にジャズを聴きに行った。僕が唯一ボトルを入れている店「赤いカラス」だ。

出演はこの蕃茄庵でもお馴染みの亜樹山ロミさん。ぼくがかれこれ16年通いつめる憧れの歌姫だ。

でも・・・実は先日、詳しいことは書けないんだけど僕の不始末からロミさんに迷惑を掛けてしまったのだ。原因は僕のお節介とおっちょこちょいとノロマだ。おっちょこちょいでノロマというのは最悪だ。本当だったら行けた義理ではない。合わす顔がない。

でもロミさんは、ニッコリ笑って許してくれた。ああ、貴女は天女だ。吉祥寺の天女、吉祥天女だ。

今日のロミさんはコバルト地にアジアンテイストの花模様のチューブトップのドレス。

ルート66」から始まり、ナット・キング・コールの「L・O・V・E」に行き、すう今日を経てA・C・ジョビンの「ノー・モア・ブルー」スで〆た。ロミさんの「ルート66」は初めて聴いた。楽しげで心が浮き立ってくる。


今日のミュージシャンはピアノ・本田富士夫さんとベース・永塚博之さん。永塚さんは日本人離れした風貌で札幌のクラーク博士に似ている。

本田さんはピアノを弾く花紀京という感じでオヤジギャグが冴える。ふつうオヤジギャグというのは冴えないものなのだが、本田さんのは冴える。演奏もすごくノリがよくて楽しい。

おかげさまで、ささくれ立った心はすっかりなめらかな心になりました。