「いつもの店」、吉祥寺のジャズバー「赤いからす」に亜樹山ロミさんのライブに行ってきた。僕が15年来追いかける憧れの歌姫だ。
オリンピック中の割にはまずまずの入りだった(前、ワールドカップ中はガラガラだったものね)。
さて今日のロミさん、リゾートドレス風チューブトップのワンピースが可愛い。ダイビング三昧でよく日焼けした肌に南国風の葉っぱの模様がよく映える。
いろいろ歌ってくれたんだけど一番良かったのは、「チーク・トゥー・チーク」。
これを聞いているとウディ・アレン監督、ミア・ファロー主演の「カイロの紫のバラ」を思い出す。もとはフレッド・アステアの「トップ・ハット」だったよね。
あと誰もが知ってるあのヒット曲の元の曲である古いジャズも歌ってくれた。つまりあのヒット曲はパクリだったんだね。聞いてみたら、ほんとクリソツだった。
共演は、甲斐恵美子さん(ピアノ)とジャンボ小野さん(ベース)。
僕は自分よりボリュームがある人に会う機会があまりないのだけど、今日は久し振り。僕より大きい人に会った。なんとなくカナダの木こりのような人だ。
甲斐さんも初めて聞かせていただいた。べトナムの旅からインスピレーションを受けたオリジナルナンバー「ラングテップ」がよかったな。オープニングは荘重でクラシックのようなんだけど段々に弾み始める感じ。なんとなく朝もやに浮かぶ静かな村が見えてくるような気がした。