中央線大変

banka-an2003-09-28


昨日の日記で、「しつこいまでの事前告知が効いてかほとんど混乱はなさそうだ」と書いたがとんでもなかった。大混乱。復旧が午後の2時過ぎまでずれ込んだのだ。

  立川に用事があった。本来ならば午前中に行くはずだったのだが、朝7時に復旧するはずの中央線が動き出さない。一度駅まで見に行ったが復旧は午後になるとの事。駅員さんに説明を求める礼服姿の人もいた。今日は大安である。

 午後になって出直したらまもなく動き出す様子。でも見当がつかないので自転車で行くことにした。

 線路沿いの道を自慢の28インチの自転車で走っていたら、国立と立川の市境のテニススクールの辺りで後ろから轟音。復活した中央線に追い抜かれた。こうなるのは十分予想してはいたのだが、こればっかりは性分で仕方がない。朝顔は水のやりすぎで芽が出ないし、焼肉は生焼けで食って腹をこわす。

  復旧遅れの原因は信号機の配線ミスだそうだ。人間のやることだから必ず何百回何千回に一回かはこういうミスがあるのだろう。それにしてもタイミングが悪すぎた。現在の安全で安心な生活と言うものも案外と脆弱な基盤の上に乗っているものなのだというのがよくわかった。
 僕もミスが多い人間なのでヤッチマッタ人の心中を思うとなんともやりきれない。自転車ですむような用事でほとんど被害を受けていないからこそ言える戯言なのかもしれないが、決して思いつめないでもらいたいと思う。

  下に掲げたのはあきらめて帰る時、駅のコンコースで撮った観光ポスターの写真。こういうミスは笑えるからよい。「腹路」、つまり「腹の道」かあ。ちょっとドキッとするなあ。その路を突き進んでいるだけに・・・。