さらば、インカ・カーン
この週末はハムスターのインカ・カーンに振り回された。楽しかった。
何日か前の日記に、「10数年続いた小さい子のいる暮らしが終った」と書いた。そんな暮らしに久々に現れた「赤ちゃんより小さい」ものがインカ・カーンだった。
長女・花子(仮名・小4)は夜の12時過ぎにガバッと起きて「ちょっとインカ・カーン見てくる」とリビングに行く。するとそこにはすでに長男・虎太郎(仮名・中2)がいて、試験勉強からの現実逃避かインカ・カーンの動く姿を眺めている(ハムスターは夜の方がよく動く)。
ツマはしきりにインカ・カーンに話しかける。猫と話をする女も不気味だが、ねずみと話をする女も十分不気味だ。
「インカちゃーん、キャベツの芯食べるぅ?」
すると次男・三吉(仮名・小一)が
「インカ・チャーンじゃない、インカ・カーンだ!!」
と怒って訂正する。
インカ・カーンはそ知らぬ顔でVOLVICなんぞ飲んでいる。
僕もビールのつまみにいつも買う「柿ピー」を今日は「殻つき落花生」にしてインカ・カーンにお裾分け。バターピーナツは塩分と脂肪が強すぎると聞いたのでね。両手を使わないと殻が剥けないのでビールのつまみには向かない。
別れの朝は来る。学校で毎日あえる三吉はケロっとしているが、ツマは、
「インカちゃん・・・・」などと言っている。
しょうがないのでインカ・カーンの写真をリビングのPCの壁紙にしてみた。