千客万来「俳画3人展」
「俳画3人展 本をめぐる四季」(嵐山光三郎+安西水丸+南伸坊)は、国立市東のギャラリー「エソラ」にて、明日24日まで開催中。明日は17時まで。http://www5f.biglobe.ne.jp/~banka-an/47814822/
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昨日は、11時半に俳画展会場のエソラに出勤。
ほどなく入口にライカを首から提げた怪しい(?)人影。フォーク、ブルースシンガーのシバさんだった。先日、シバさんのホームページのBBSに俳画展のことを書き込んだら早速来てくれたのだ。シバさんとはかれこれ10数年の付き合いになる、といいつつ近年は年賀状だけのお付き合いになってしまっていてお会いするのは5年ぶりぐらい。
先日ニューヨークから帰ってきたばかりで、来春ニューヨークスケッチ旅行に行く予定のマスオさんと、初対面ながらニューヨークとフォークの話で盛り上がった(マスオさんはカラオケでも拓郎で始まり陽水でしめるフォークファンだ)。シバさんは山口正介さんともお友達。でも正介さんは先週僕と差し向かいで天津丼を食べた翌日から渡米中。なんたるニアミス。お会いできずに残念そうだった。
とそこに来場されたのが画家の岸田ますみさんと国立市出身のお友達。岸田さんは春にニューヨークで個展を開かれて来年も開く予定。そして岸田さんは今展覧会の出品者のひとり安西水丸さんの奥さん。安西さんと言えば漫画家としてもかつて「ガロ」で活躍していた。そしてシバさんもミュージシャンとしての活動のほか、「三橋乙揶」の名前で漫画家としても活動していて「ガロ」に作品を発表していた。そういうわけでシバさん岸田さんも初対面ながらニューヨーク話、ガロ話で盛り上がった。
とそこに来場されたのがエッセイストの、えのきどいちろうさん。今展覧会の出品者のひとり南伸坊さんの大ファンで仲人までしてもらったという親しい間柄。
10年ほど前に仕事で文化放送のロビーでお会いしただけのご縁なのだが、ご著書で伸坊ファンであることを知っていたのでホームページのBBSに書き込ませていただいたら、早速来てくださったのだ。
ところでえのきどさんのデビューはフォーク雑誌の「新譜ジャーナル」である。またまた店内はフォーク話の渦になってしまった。
岸田さんとシバさんが先に帰られて、えのきどさんとマスオさんと僕で話をしていたら、えのきどさんが「ぼく山口瞳さんの大ファンなんですよ」、とぽつり。
それを早く言って下さいよ(マスオ・蕃茄、同時に)
このお店のことはご存じなかったそうで、瞳先生の生原稿を熱心に見入っていた。
ところでえのきどさんは日本ハムファイターズの大ファンで知られる。うちの長男・虎太郎(仮名・中二)もファイターズのファンで少年ファンクラブに入っていると言ったら、
「それは、大変な道を選択されましたね」
と、にっこり。しばし日ハム話で盛り上がった後、週刊サッカーマガジンの連載「サッカー茶柱観測所」の取材先である味の素スタジアムへ向かっていかれた。
途中地元の友達、平成の那須与一こと「国立フレンズ」のさささんが来てくれたが、ろくにご挨拶もできなかった。すみません。
あと「小説すばる」の副編氏も来てくれた。感謝。
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そして今日も、11時半に俳画展会場のエソラに出勤。
すでに嵐山さんのご母堂と奥さんとご子息(次男)が来られていた。
「いつもお世話になっています」
なんて言われちゃって恐縮。お世話になっているのはこっちです。
昼過ぎには、廃墟評論家にしてシンガーの枯野くちる嬢(10月31日の日記参照)が来場。アンニュイな雰囲気で俳画に見入っていた。南伸坊さんの大ファンだという。
しばらくしたら関敏先生がふらりと来店。手にはがき大の紙を2枚持っている。来月開催の恒例の「はがきゑ展」の作品だ。イギリスの風景画。今年の作品もいいなぁ。
続いて、「ほんやらなまず句会」の安藤二庵宗匠、「どんなくにたち」の田中えり子編集長、来年の年賀切手のデザインした美貌の日本画家・J画伯が来店して店内は一気ににぎやかに。
近所の絵本と木のおもちゃの専門店「ペンギンハウス」の店長・イーダちゃんもきてくれた。
イーダちゃんはかつて蕃茄の同僚だったが、絵本の道に転職した。いまや絵本の世界では有名人で、「国立のペンギンハウス」「店長のイーダちゃん」と言えば絵本の世界で知らない人はいない。ただ単に商品を売るだけでなく、いろいろな講座やイベントを主催し提案することで、新たな需要とともに絵本の可能性を大きく広げている凄い人だ。友人の出世をとても誇らしく思うぞ。皆さん、エソラ同様ペンギンハウスもよろしく(リンク参照)。
閉店間際には嵐山さんのご長男も見に来てくれた。
さあ、あと一日。ほっとする気持ちと名残惜しい気持ちが交錯している。