神田明神下・左々舎

今日は「俳画3人展」のスタッフ打ち上げだ。エソラ・オーナーのマスオさんと、句友のアケミさんと僕の三人。と思ったらスペシャルゲスト、歩く「市宝くにたち」こと関頑亭先生。

  アケミさんは、先日のマイテレビを見た人には「冒頭コーヒーを運ぶ女性」でわかると思う。初日の朝の大掃除から始まり、厨房を一手に引き受けてくれてパーティーの裏方も仕切ってくれた。別に店員さんと言うわけでもなくエソラ(=キャットフィッシュ)の常連客だ。当日は応援で入ったが、本業は某出版社の営業ウーマン。

  会場は神田明神下の割烹「左々舎」さん。「ささや」と読む。
  国立と縁の深い店で、故・山口瞳先生も愛用されていた。今でも関頑亭先生や嵐山光三郎先生がしばしば訪れる。ご主人も国立にはよく来て、俳画展も初日の午前中と楽日の夕方に来てくれた。

  神田明神から男坂を下りたところにある、もとは芸者置屋だったたという粋なつくりのお店で「ふぐづくし」をいただいた。

  さっきまで「寒いなーチキショー」などとぼやいていたのだけど、今はその寒さが隠し味となる。
  身体の中からホコホコとあったまり、4人顔を見合わせてにやにやしてしまった。

  俳画展の準備にあけくれためまぐるしい1ヶ月だったが終ってしまえばあっけないものだ。でもこの一杯があるから、また何か仕掛けたくなるんだな。