いろいろ痛い

banka-an2004-03-25


膝が痛いのである。職場でそう言ったら、

A氏「だから言ったじゃないか。膝関節が重みに耐え切れなくなったんだよ」

  違うのである。

B氏「痛風だろ? ビールが良くないんだよ。あとモツ煮とかな。プリン体は全部ダメ」

  違うのである。

C氏「蕃茄ちゃんは腰が悪いからさ、膝に負担がかかるんだよ」

  それも違うのである。

  転んだのだ。それはそれでまた情けない話であるが。


  那覇に「おもろ町」というエリアがある。もと広大な軍用地だった場所の再開発地で、企業や諸官庁、商業施設が移って来ているところだ。「那覇新都心」といわれ、うーん、東京で言えば「汐留」みたいな感じだろうか。

  昨日の夕方、その中のある施設を商用で訪問する途中、歩道橋の階段、最後の一段を踏み外して、よろけて膝が「く」の字に曲がってしまってそのまま転んだのだ。

  若いころだったら「く」の字どころか、「<」の字になっても膝のバネでグイっと「l」の字に持ち直したものなんだが、「く」の字から立ち直れずに、「Z」の字に膝を突いてしまったのだ。その膝を突いた場所が「点字ブロック」の突起の「Ω」のところ。まさに「ツボ」。

  どうにか立ち上がり、平素より乏しい気力を大結集してどうにか業務はこなしたものの、昨晩、那覇から最終便で帰ってきて床に就いたときは、

 「明日は立ち上がれないかもな」

と思ったほどだった。まあ、どうにか起きて仕事に行ったのであるが。

  でも、今でも膝が痛いのだ。



  職場へは、同僚から頼まれていたものがあって、それを持って行った。

  森永ハイチュウのパイナップル味である。今、流行の大メーカーの「地域限定商品」ってヤツだ。そうまでしてささやかな地元資本を圧迫したいかね、と思ったりもするのだが・・・・。

  まあ、頼まれたからしょうがない。海外旅行で訳のわからん海外ブランドの口紅の品番を書いたメモを渡されるよりよっぽと楽だ。

  それに安い。定価は5本セットで600円となっているんだけど、そんな高値で打っている店などありはしない。たいてい380円。

  まあ、お土産としては安くついたなと思って、一粒ご相伴にあずかったら甘酸っぱくてなかなか美味しい。ホホウと思ってガッと噛んだら奥歯が音をガキッと音を立てた。

  被せものが外れたのだ。ああ、今度は歯が痛い・・・・。

  
  すぐ、歯医者の予約をした。明日、行って被せてもらってくる。ああ、高くついたなぁ・・・。

  嗚呼、今度は財布が痛いのである。