6時55分目覚まし時計のベルに起こされる。日曜日くらいもう少し朝寝がしたいのだが、朝7時からテレビアニメ「怪傑ゾロリ」が始まるのだ。次男・三吉(仮名・小2)がすごく楽しみにしている番組で、一度、家族全員で寝坊して見損なったときは一日中それを引きずって落ち込んでいたほどだ。
そういうわけで三吉先生、「ゾロリが始まるぞ」と起こすと、パッと起き上がりテレビのあるリビングに駆け出しながら、一言、
「ありがとう、おとうちゃん。あんたは天使だよ」
そんな、何言ってるんだかの三吉が何日も前から今日の日を楽しみにしていた。
なにかというと、小金井の「江戸東京たてもの園」で昨日と今日開催のイベント「怪人二十面相を探せ」への参加である。
これは現在同園で開催中の「武蔵野文学散歩展 〜都市のとなりのユートピア〜」展の中の『たてもの園・作家のいる風景---人形とたてものによるコラボレーション---』でのちびっ子イベントだ。園内のどこかに潜んでいる「怪人二十面相」(人形)を見つけ出し、見つけられたら仮面をプレゼントというものだ。
この二十面相人形、言うまでもないが人形作家で写真家の畏友・石塚公昭さんの仕事だ。
二十面相を捕まえるとあっては「チンピラ別働隊」、リアルポケット小僧の三吉の出番である。何日も前から「よぉし、見つけるぞー」と楽しみにしていた。
なのに天気は無情の雨。朝から雨である。実施はされるのかもしれないが、屋外施設なので塩梅はよくない。三吉のガッカリすまいことか・・・・。
ところがここに朗報。石塚さんのHPによると、1日目の昨日があまりに好評だったので、10月中の土日は実施されると言う、延長、追加が決まったそうである。
よかった。